ここのところ、ちょこちょこと『The Sandbox』をプレイしてきたのですが、衝撃の事実が判明しました。何と、日本では『The Sandbox』のゲームをしても稼げないらしい、ということがわかってきたのです(今ごろか!)。猿田彦と同じように、そのことに気づかずに挑戦してしまう人は少なくないかもしれないので、記事にまとめてみます。
【その1】日本人は報酬を受け取ることができない!
『The Sandbox』のゲームをクリアして、しばらく時間が経ったのに、報酬の仮想通貨SANDがなかなか入金されません。おかしいなぁと思って、調べてみると、思いもよらぬ事実に直面しました。
どうやら、日本の仮想通貨の規制によって、『The Sandbox』のゲームをクリアしたときのSAND報酬が、日本在住のユーザーは受け取れないらしいのです。
今から振り返ると、登録するときに、うっすらそんなようなメッセージが書いてあったような気も……。そのときは、スルーしてしまいましたが。
利用規約を改めてみてみると、次のような文言がありました。
クリア報酬と同様に、ゲームをクリアして得たポイントと時間で順位がつけられるLeaderboard報酬も、日本在住のプレイヤーは受け取れないようです。
ゲームを楽しみながらお金を稼ぐ、夢の「Play to Earn」は、現状の日本ではなかなか難しいのが現状です。
【その2】報酬がNFTのゲームは、クリア報酬をゲットできるかも!?
ゲームの中には、報酬が仮想通貨SANDではなく、NFTのものもあります。どうやら、日本人が受け取れないのは、SAND報酬だけらしいので、NFTは受け取れるはず。
実際に、『Little Big Island』というゲームの報酬が限定の記念品NFTだったので、クエストに挑戦して、クリアしてみました。本当に、NFT報酬がもらえるかどうか、待ちの状態です。
もし報酬NFTをゲットできたら、OpenSea(オープンシー)などのNFTマーケットプレイスで販売することで仮想通貨を得られるのかどうかも試してみたいと思います。
【その3】作ったアイテムを売る方法はないの?
前回、紹介しましたが、VoxEditで作ったアイテム(アセット)やアバターも、今のところは、『The Sandbox』内のマーケットプレイスで販売することはできません……。
ただし、これをNFTにして、OpenSea(オープンシー)で販売することはできるみたいです。しかし、タイトルや紹介文に、「The Sandbox」というワードは使えません。どうやら公式以外のものには使用できないみたいです。
今後、『The Sandbox』内のマーケットプレイスで販売できる機能は開放される予定らしく、後々、自分作ったアセットやアバターを販売することで仮想通貨SANDを得ることはできそうです。
【その4】他に、SANDを稼ぐ方法はないの?
『The Sandbox』では、実際の不動産のように、LAND(土地)を売買することができます。
LAND(土地)を購入した人は、それを転売したり、貸したりすることで、SANDを稼ぐことはできます。
ただし、LAND(土地)の価格は、発売当初よりも下がっているようです。
2021年11月に1区画40万円ほどだったものが、2022年1月に1区画195万円まで跳ね上がってピークを迎え、その後は上下しながら下降し、現在は1区画23万円(2023年1月)あたりでOpenSeaで販売されていました。
他には、ステーキングというしくみがあります。自分が持っているSANDを一定期間貸すことで、利子をもらえるしくみです。これはSANDの価値が下がる可能性もあるため、リスクもあります。
《さいごに》
日本在住のプレイヤーが、『The Sandbox』で稼ぐ方法はゼロではないですが、メインであるゲームでSAND報酬がもらえないとなると、なかなか現状で稼ぐのは厳しいかもしれません。ただし今後、アセットやアバターを販売することができるようになるらしいので、クリエイターは稼げるようになるかもしれません。日本の規制が緩和されることを切に願いたいですね。別のブロックチェーンゲームも試してみようかなと思っています。