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いまさら聞けないChatGPT。独自のAIアプリを活用してみた part11

有料版のChatGPT(GPT4)は、いろいろとカスタマイズして使用することも可能で、さらに自分でカスタマイズしたものをAIアプリとして共有することもできます。公開されているAIアプリを、あれこれ使ってみたので、今回は良さそうなものを2つほど紹介します。

【その1】ロゴを作ることに特化したアプリ「Logo Creator」

ChatGPTの左上の「Explore GPTs」からAIアプリを選んだり、検索したりして探せます。

イラストを生成したり、動画を生成したりするAIアプリはいろいろと公開されています。実際に使ってみたところ、既存のイラストを生成するアプリ「DALL-E」と違いがわからなかったり、動画のフリー素材が少なくて思ったような動画にならなかったり、という印象を受けました。

そんななかで、使いやすくてニーズがありそうだと思ったのが「Logo Creator」です。トレンドの上位にも入っているので、使っている人の支持も高いと思われます。

このAIアプリは、ロゴを生成することに特化していて、一度に9個くらい作ってくれます。

イラストのタッチや雰囲気などにも応えてくれるので、テーマやテイストを入力していけば、自分好みのロゴが作れます。

ただしチャットは英語で質問が展開されるので、それを読み込んで、入力する必要があります(日本語で返ってくることもあり)。

【その2】4つの質問に答えて、イメージ通りのロゴを生成する

それではさっそくやってみましょう。イラスト生成までに、4つほど質問されます。

1.イラストのテイスト

A)Vibrant  鮮やかな感じ

B)Neutral  中間くらい

C)Serious  重厚な感じ

D)Skip   おまかせ

2.イラストの複雑さ 

 1が非常にシンプルでクリーン

 10が非常に詳細で複雑

 ※10段階で回答

3.イラストの色

A) Black and Silver  黒とシルバー

B) Blue and Grey   青とグレー

C) Green and Gold  緑とゴールド

D) Custom palette (please specify)  具体的に指示する

E) I can't choose, just decide for me おまかせ

4.イラストを生成する数

A)1 single logo design (default)  イラストを1つ作る

B)9 different logo designs at once イラストを9つ作る

以上の質問に答えると、イラストの生成がはじまります。

【その3】猿田彦コーポレーションのロゴマークを発注してみた

ためしに、猿田彦コーポレーションのロゴマークを考えてもらいました。

お猿をテーマにして、

1.イラストのテイストは重厚

2.イラストの複雑さは3

3.イラストの色は黒とシルバー

4.イラストを生成する数は9

以上の条件お願いしました。

するとこんな感じのイラストがでてきました。

テイストや複雑さ、イラストの色の変更など、修正も何度でも応じてくれます。プロにお願いしたら、結構なお値段になると思われます。

【その4】英会話アプリ「英会話サポート」を使ってみた

ChatGPTを英会話の学習に使用するアプリもいろいろと登場しています。検索で、日本人がつくったもので、使っている人が多そうな「英会話サポート(ミスのみ日本語で指摘)」を選んで使用してみました。

アプリを開いて、ChatGPTの右下イヤホンのマークをタップすると、音声入力のモードに変わり、英会話できるようになります。スマホやタブレットでやるのがおすすめです。

PCでもいちおうできますが、ブラウザーに拡張機能「ChatGPTの音声コントロール」などを追加する必要があり、使わないときは拡張機能をはずさないといけないなど、やや面倒です。

以下の画面が、音声入力画面です。話し手も設定で変更することが可能です。

AIアプリと英会話をしてみての感想は、これはChatGPTの仕様や猿田彦自身の問題だと思いますが、発音や話すスピードの問題で聞き取ってもらえないことがよくありました。

認識してもらうには、ネイティブの速さで一気に話す必要があります。内容を考えながら話していると、途中で中断されて、相手が会話をし始めてしまいます。

それと、ChatGPTが話す内容も結構難しく、文章も長めです。英会話の中級者くらいでないと使いこなすことが難しいかもしれません。

それとChatGPT (有料版)にも利用制限があるので、長時間、英会話し続けるのは難しいです。

【その5】話題は何でもOK。場面を設定した英会話なら初級者でもいける

ただし、話の内容については、さまざまなテーマで英会話をしてみましたが、かなり柔軟に対応してくれます。たとえばアニメ『スパイファミリー』のキャラクターの魅力について、といった内容にも、しっかりと受け答えしてくれます。

初級者のおすすめは、「ホテルのチェックイン」など場面や状況を設定したり、自分の得意なジャンルを話題にしたりする方法です。こちらもある程度答えを準備できたり、予備知識があったりするので、英会話をしやすいと思います。

まだまだ、いろいろと課題はありますが、AIとの英会話レッスンは、実際に人と話すよりも緊張感なく気軽に挑めて、なかなか良いと思います。画面を変えれば、文字で英文を確認することも可能です。

 

《さいごに》

イラストの生成にしろ、英会話の相手にしろ、ChatGPTの可能性を非常に感じます。同時に、今後確実にAIの技術は私たちの生活の中に浸透して来ると思いますし、色々な職業がAIに置き換わっていくことは予測でき、そこに対しての脅威も感じます。AIの進化にワクワクすると同時に、「人間だから出来る事って何だろうか?」ということも、改めて問いかけられている気がしました。

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