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いまさら聞けないChatGPT。ChatGPT (GPT4)でコーチングのセッションをしてみた part7

ChatGPTの特技は、流ちょうな会話や文章です。有料版のChatGPT(GPT4)は、それにさらに磨きがかかりました。今回は、ChatGPT(GPT4)を利用して、コーチングに挑戦したいと思います。先に言っておくと、思ったより良い感じでセッションできました。ちなみに、Microsoft Bing(マイクロソフト・ビング)のGPT4やChatGPT(GPT3.5)では、あまり上手くいきませんでした。

【その1】まずはプロンプトを入力する

まずは、以下の8項目をプロンプトに入力しました。基本的なコーチングの流れに沿って、進めていけるように考えました。

ただし、猿田彦はコーチングの専門家ではないので、このプロンプトが絶対ではなく、もっとより良い設定はあるかもしれません。

 【コーチング用プロンプト】

 仕事の悩みがあるからコーチングの相手をしてください。

 わたしがコーチングを受けるコーチー(クライアント)、あなたがコーチです。

 まずは私の課題を引き出してください。

 その後に、その課題のゴールの設定する質問をしてください。

 いろいろな角度から質問して、私の中にある答えを導き出してください。

 私の考えていることで、別の視点があると感じたら、フィードバックもください。

 何をするべきかが見いだせたら、具体的な行動の内容と、いつやるかを質問してください。

 1つ1つ順番に質問してください

【その2】指示した通りの構成で質問してくれる

猿田彦は、最初にプロンプトに8つの指示を書き込みましたが、それを読みとって、次のような構成で的確に話を展開してくれました。

1課題の特定

2ゴールの設定

3目標達成に向けた質問

4別の視点からのフィードバック

5具体的な行動計画の設定

5番目の「具体的な行動計画の設定」については、こちらがすべての質問要素に的確に答えられていませんでしたが、そのような場合でも、ChatGPTからはくりかえし別の角度から質問がもたらされました

ちょっと長くなりますが、全文を以下に掲載します。

【その3】ChatGPT(GPT4)のコーチングを受けた感想

セッションをした感想としては、まず相手がAIなので、変に構えたり、緊張したりということがなかったですね。

話の展開もスムースで、心地悪さや違和感のようなものは感じられなかったです。

また、こちらの会話をしっかり受けとめたうえで、次の質問をしてくれている、「共感」のようなものも、あった気がしました。

最終的には、これまでなかった視点や気づきももたらしてくれ、脳が活性化するような感覚がありました。

【その4】Microsoft BingのGPT4やChatGPT (GPT3.5)では上手くいかない

Microsoft Bing(マイクロソフト・ビング)でも試してみましたが、指示どおりに会話を展開してくれません。ネットの引用など、一般論などの情報をしきりに出してきます。やはり、Microsoft Bingは、検索の方に特化している感じがします。コーチングや文章生成には、あまり向かないかもしれません。

ChatGPT (GPT3.5)は、1つ1つ質問して、とお願いしているのにもかかわらず、すべての質問を一気にしてきて、どこからどう答えていいかわからなくなるなど、気持ちよくコーチングできる感じではありませんでした

以上のことから、ChatGPT (GPT4)は、他と比べてコーチングのセッションの相手としては、かなり優秀でした

課題として考えられるのは、くりかえしコーチングをやっていったときに、マンネリになったりする可能性があることです。また、同じテーマで継続し、回を重ねるごとにさらに深めていったりすることは、現状は難しいかもしれません。

《さいごに》

Microsoft Bing(マイクロソフト・ビング)やChatGPT (GPT3.5)で、コーチングをしたときは、つっこみどころ満載でした。一方、ChatGPT (GPT4.0)は、非常に快適にセッションができてとても驚きました。現段階では、プロコーチに及ばない面は多々ありながらも、ちょっとした日常のセッションをやるには気軽にできて、おすすめです。

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